金花猫大明神のご案内[2015年01月12日(月)]
当家から会津西街道(国道121号)を5㌔位会津よりに走ったところに、独鈷沢という集落があり、その入り口あたりに「金花猫大明神」の碑があります。小さいので、ほとんどの方が見過ごしてしまう碑です。この碑の謂れは、江戸時代までさかのぼります。この会津西街道は、江戸時代参勤交代の主要道として、会津藩が主に利用してきました。因みにこの会津西街道は、会津若松(大町の辻)~日光今市(追分)までの約122㌔を指し、そこからは、例幣使街道、日光街道を経て、江戸日本橋までと続きます。
話は戻って、江戸の時代、会津松平様が参勤交代の道中に起きた話。くだんの地を大名行列が通った時の事。行列を横切る猫がいました。これを見つけた警備の武士が「この無礼者」との一言で猫を切り殺してしまいました。行列は無事江戸に着いたのですが、しばらくして殿様が高熱を出し、江戸の名医も手の施しようがないほどの病気です。思い余って、有名な八卦見にお願いし八卦をかけてもらいました。そしたら、参勤道中に猫を切り殺した祟りであるとのお告げ、早速、独鈷沢の庄屋に申し付けて、碑を建立し丁寧に祭ったそうです。殿様の病気はピタッと治ったそうです((・・?)
それ以来、今に至るまで、殿様も敬服した猫として地域住民の尊崇を集め、今は日本中からペットの健康祈願、長生き祈願、など多くの方がお参りにきます。猫好きの方集合です。
そもそも、「金花猫大明神」このお名前自体、すごいことだと思いませんか。金、花、大明神 おめでたい名前ばかりで新年に相応しいですね。